11月7日|立冬(りっとう)

冬に入る

七十二候:山茶始開(つばきはじめてひらく)/季語:立冬・冬に入る・初冬

暦の上で、今日から冬です。

八月七日ごろの立秋で、まだ暑いのに秋が立ちました。今日もまた、まだ暖かいのに冬が立ちます。二十四節気は、いつも実感より半歩早い。 それは暦が間違っているのではなく、季節の変わり目を「兆しの時点」で取るからです。

さて、この日の候の名には、ちょっとした行き違いがあります。「山茶始開」——読みは「つばきはじめてひらく」。けれど「山茶」が指すのは、椿ではなく山茶花(さざんか)というのが通説です。

椿が咲くのはもっと先、春先のこと。今ごろ咲いているのは、たしかに山茶花のほうです。

読みと中身が食い違ったまま、千年伝わってきた。暦にも、こういう傷があります。

今日の一語 冬に入る…… 立冬のこと。「立つ」も「入る」も、季節を人が迎える言い方です。

七日ぶんを、火曜の朝に。

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