9月13日|秋の襲の色目(かさねのいろめ)

襲の色目

七十二候:鶺鴒鳴/季語:秋の色・紅葉かつ散る

平安の装いの要は、重ねた衣の端に見える色の順でした。襲(かさね)の色目といいます。季節ごとに配色が決まっていて、その季節に合わない色目を着ることは、季節を読み違えたことになります。

秋の色目には、たとえば「紅葉(もみじ)」——表が朽葉(くちば)、裏が黄。「女郎花(おみなえし)」——表が経(たて)青・緯(よこ)黄で、光の当たり方で色が変わる。「」——表が蘇芳(すおう)、裏が青。

大切なのは、少し先の季節を着るということです。紅葉してから紅葉の色目を着るのでは、遅い。季節を追いかけるのではなく、半歩先に置く。装いが季節に「間に合っている」とは、そういうことでした。

九月は、まだ紅葉していない野に、紅葉の色をまとう月です。

今日の一語 襲(かさね)の色目…… 重ねた衣の表裏・上下が作る配色。名前はすべて自然のもの(萩・女郎花・紅葉・氷)から採られています。

七日ぶんを、火曜の朝に。

にちにちめぐり暦は、メールでもお届けしています。
その週の七語を、まとめて一通。読みそびれた日も、あとから追いつけます。

はじめの十三日は、衣紋道のお話を一日ひとつ。

受け取る

いつでも、一度の操作でやめられます。

にちにちめぐり暦
シェアする
タイトルとURLをコピーしました