
七十二候:霜始降(しもはじめてふる)/季語:霜降・初霜
霜が降りはじめるころ。秋の最後の節気です。次は、もう立冬。
霜は、露が凍ったものではありません。空気中の水蒸気が、地面や草の上で直接氷になるものです。露を飛ばして、いきなり氷になる。
九月の白露、十月八日の寒露、そして今日の霜降。露が白くなり、冷たくなり、ついに氷になった。二十四節気は、三つの節気をかけて、水がひとつ相を変えていく過程を書いています。
こういう連続に気づくと、二十四節気は俄然おもしろくなります。ばらばらの二十四個ではなく、少しずつ受け渡していく物語なのです。
秋の締めくくりに、霜という名を置いた。冬は、もうそこまで来ています。
今日の一語 初霜(はつしも)…… その年はじめて降りる霜。初雪と同じく、その年の冬の始まりを告げる言葉です。

