
七十二候:寒蝉鳴/季語:送り火・大文字・盆果つ
迎えた先祖を、送り出す日。京都では五山の送り火が焚かれます。
大文字、妙法、船形、左大文字、鳥居形。山に火で字を描く。 起源は明らかではなく、平安まで遡るという説から近世に始まったという説まで、諸説あります。確かなのは、少なくとも数百年、毎年同じ山で同じ字を焚いてきたということです。
送り火のいいところは、帰り道を照らすものである点だと思います。迎えるときの火は「ここですよ」の合図。送るときの火は「気をつけて」の合図。
同じ火なのに、役目が逆になる。
四日間だけ帰ってきて、また戻っていく。この設定を千年以上、みんなで続けています。
今日の一語 精霊送り(しょうりょうおくり)…… 迎えた霊を送り返す行事。灯籠を流す土地もあります。

