
七十二候:涼風至(すずかぜいたる)/季語:残暑・新涼
今日から、毎朝ひとつ、季節の便りをお届けします。
暦には、二十四節気という区切りがあります。立春、夏至、立秋、冬至——一年を二十四に割ったものです。そしてそれをさらに三つずつに分けたのが、七十二候。五日ごとに、季節に名前がついているということです。
たとえば今日の候は「涼風至」——涼しい風が至る。まだ暑いさなかですが、暦はもう風のことを言っています。
七十二候の名は、どれも短い観察の記録です。虫が鳴く、霧が立つ、雁が来る、虹が隠れる。誰かが立ち止まって見ていたという証拠だけが、千年以上残っている。
九月からは、平安の人がどう生き、どう死んだかも、月に二、三回ずつ辿ってまいります。
まずは二十二日間、暦の読み方から。
今日の一語 七十二候(しちじゅうにこう)…… 一年を七十二に分けた季節の名。五日ごとに名前が変わります。

