
七十二候:寒蝉鳴/季語:終戦の日・盆・秋灯
今日は終戦の日です。そしてお盆の最中でもあります。
この二つが重なっていることを、私はいつも考えます。先祖を迎える期間の真ん中に、あの日がある。 意図して決まったことではありませんが、結果として、日本の八月は「亡くなった人のことを考える月」になりました。
平安の人も、死者を思う作法をたくさん持っていました。四十九日、一周忌、追善の法要。九月からお届けする「平安の一生」でも、最後には葬送のことに触れます。
人が死んだあとに何をするか。 その決まりごとを持っている社会は、たぶん強い。悲しみを個人の胸の内に置きっぱなしにせず、形にして、大勢で扱う。
今日は、それだけを書いておきます。
今日の一語 追善(ついぜん)…… 亡き人のために善を行い、その功徳を手向けること。「回向(えこう)」ともいいます。

