10月22日|平安京のはじまり

平安京

七十二候:蟋蟀在戸/季語:時代祭・秋祭

延暦十三年(七九四年)十月二十二日、桓武天皇が長岡京から新しい都へ移りました。平安京の誕生日です。京都の時代祭は、この日にちなんで行われます。

平安京は、たいへん理詰めに作られた都でした。中国の都城にならって碁盤の目に区切り、北に大内裏を置き、朱雀大路を南北に通す。左京・右京に分け、条と坊で住所が決まる。

そして、この都はおよそ千年のあいだ、日本の中心であり続けます。

ただし、設計どおりにはいきませんでした。西側の右京は湿地が多く、早くに寂れてしまう。人は東へ、そして北へ寄っていきました。今の京都の街が東に偏っているのは、そのころ決まったことです。

計画は狂いました。それでも都は残った。千年続くものは、たいてい計画からずれています。

今日の一語 平安京(へいあんきょう)…… 「平安楽土」の願いを込めた名。この都の名が、そのまま時代の名になりました。

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