10月19日|〔平安の一生 ④〕百日の祝(ももかのいわい)

百日

七十二候:蟋蟀在戸/季語:秋冷・冬近し

五十日の祝から、さらに五十日。生後百日目に、もう一度祝いがあります。

やはり餅を用意し、赤子の口に含ませる。五十日の祝と、するとことはほぼ同じです。なぜ二度やるのか。

百まで数えられたからだと思います。

三夜、五夜、七夜、九夜。五十日、百日。平安の子どもの祝いは、生まれてからの日数をひたすら数え続ける行事の連なりです。誕生日を祝うのではなく、ここまで来た日数を確かめる。

乳児の死亡率が高かった時代、日数を数え上げることは、そのまま祈りでした。九夜を越え、五十日を越え、百日を越えた。そのたびに人を集めて、越えたことを確かめる。

現代の「百日祝い(お食い初め)」は、この行事がまっすぐ生き延びたものです。

今日の一語 百日(ももか)…… 百の日。数を「もも」と読むこの言い方が、祝いの言葉には今も残っています。

七日ぶんを、火曜の朝に。

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