にちにちめぐり暦

9月9日|重陽(ちょうよう)── 菊の節句

七十二候:草露白/季語:重陽・菊の節句・菊酒九は陽の数。それが重なる九月九日を、めでたい日として菊を愛でます。五節句(人日・上巳・端午・七夕・重陽)の、最後のひとつです。宮中では菊花の宴がひらかれました。菊を浮かべた酒を酌み、漢詩を作り、詩...
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9月8日|被綿(きせわた)── 重陽の前夜

七十二候:草露白/季語:着せ綿・菊の露明日の重陽にそなえて、今夜すべきことがあります。菊の花に、真綿をかぶせておくのです。被綿(きせわた)といいます。一晩かけて菊の香と夜露を吸わせた綿で、翌朝、顔や体を拭う。そうすると老いを拭い去り、齢(よ...
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9月7日|白露(はくろ)

七十二候:草露白(くさのつゆしろし)/季語:白露・露けし・露草草に降りた露が、白く光って見えるころ。二十四節気の白露です。露は、秋の和歌でもっとも多く詠まれたもののひとつでした。理由は二つあります。ひとつは、明け方だけの、日が差せば消えてし...
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9月6日|秋の管絃(かんげん)

七十二候:禾乃登/季語:夜長・虫の声平安の宮廷では、音楽がとても近いところにありました。管(笛)と絃(琴・琵琶)を持ち寄って合わせる遊びを、管絃といいます。大切なのは、これが聴くための音楽ではなかったということです。名手の演奏を拝聴するので...
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9月5日|秋の室礼(しつらい)

七十二候:禾乃登/季語:秋簾(あきすだれ)・秋の風寝殿造には壁がほとんどありません。空間を区切るのは、御簾(みす)、几帳(きちょう)、屏風、衝立——すべて置いたり垂らしたりするだけの、動かせる仕切りです。だから季節ごとに、部屋そのものを「着...
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9月4日|禾乃登(こくものすなわちみのる)

七十二候:禾乃登/季語:稲の花・穂波「禾」は、のぎ——稲や粟の穂先にある細い毛のことです。その禾が実る、という候。稲の花をご覧になったことがあるでしょうか。ごく小さく、白く、開いているのはたった二時間ほど。しかも咲くのは晴れた日の午前中だけ...
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9月3日|秋刀魚(さんま)

七十二候:禾乃登/季語:秋刀魚・新秋刀魚秋の魚といえば、まずこの一尾。北の海で脂をたくわえ、南下してくる途中のものがいちばんおいしいとされます。ところが平安の貴族は、秋刀魚を知りません。都は海から遠く、運べる魚は干物か塩蔵に限られました。加...
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9月2日|〔平安の一生 ①〕誕生と産養(うぶやしない)

七十二候:禾乃登(こくものすなわちみのる)/季語:初秋・秋めく今日から一年をかけて、平安の人がどう生まれ、育ち、老い、見送られたかを、月に二、三回ずつ辿ってまいります。来年の八月に一生を終え、また九月の誕生へ還る——そういう連載です。まずは...
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9月1日|二百十日(にひゃくとおか)

七十二候:天地始粛(てんちはじめてさむし)/季語:二百十日・野分(のわき)立春から数えて二百十日目。ちょうど稲の花が咲くころに、台風がやってくる。昔の人はその一致を暦に刻みつけ、農家の厄日としました。平安では、この季節の大風を野分(のわき)...
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8月31日|明日から

七十二候:天地始粛/季語:八月尽・秋来る二十二日間、おつきあいくださりありがとうございました。明日から、この便りは本編に入ります。九月一日、二百十日。そして九月二日から、平安の人がどう生まれ、育ち、老い、見送られたかを、一年かけて辿ってまい...