にちにちめぐり暦

10月14日|秋鮭

七十二候:菊花開/季語:秋鮭・鮭のぼる・筋子産卵のために川をのぼる鮭。「秋味(あきあじ)」とも呼ばれ、北の地方では秋の代名詞です。鮭は、平安の記録にも登場します。『延喜式』——朝廷の細かな規定を集めた書物——には、諸国から納められる品として...
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10月13日|白粉・引眉・鉄漿(かね)

七十二候:菊花開(きくのはなひらく)/季語:秋灯・夜長平安の女性の顔は、私たちの感覚とはかなり違いました。白粉(おしろい)で顔を白く塗り、眉を抜いて、額の高い位置に薄く描く(引眉/殿上眉)。歯は鉄漿(かね/お歯黒)で黒く染める。唇には紅を、...
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10月12日|新蕎麦

七十二候:鴻雁来/季語:新蕎麦・走り蕎麦・蕎麦の花夏に播いた蕎麦が、実って出回るころ。香りがいちばん立つ時期です。蕎麦は、たいへん古くから日本にありました。ただし平安のころは、麺ではありません。蕎麦がき——挽いた粉を湯で練ったもの、あるいは...
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10月11日|鴻雁来(こうがんきたる)

七十二候:鴻雁来/季語:雁・雁渡る・初雁九月十七日に燕が去りました。そして今日、入れ替わるように雁が来ます。七十二候は、燕の去来と雁の去来を、両方きちんと記録しています。三月「玄鳥至」・九月「玄鳥去」、そして四月「鴻雁北」・十月「鴻雁来」。...
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10月10日|秋の夜の設(しつら)え

七十二候:鴻雁来/季語:夜寒・秋の宿十月一日の更衣で、部屋は冬のしつらえに変わりました。では、具体的に何が変わったのでしょう。御簾は、夏の粗く編んだものから、目の詰んだものへ。几帳の帷(かたびら)は薄物から厚手へ。褥(しとね)——座るための...
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10月9日|柿

七十二候:鴻雁来/季語:柿・熟柿・木守柿日本の秋の色、といえばこの実でしょう。学名にも Diospyros kaki と、日本語がそのまま入っています。平安の貴族も柿を食べていました。当時の甘味は貴重で、そのままで甘いものは限られています。...
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10月8日|寒露(かんろ)

七十二候:鴻雁来(こうがんきたる)/季語:寒露・露寒(つゆさむ)九月の白露が「露が白く見える」ころなら、今日の寒露は「露が冷たくなる」ころです。同じ露を、二十四節気は二度取り上げます。ひと月かけて、白から冷たいへ。見た目の変化から、触れた感...
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10月7日|釣瓶落とし(つるべおとし)

七十二候:水始涸/季語:秋の暮・釣瓶落とし・暮早し秋の日は釣瓶落とし——井戸に釣瓶(つるべ=水を汲む桶)を落としたときのように、日が一気に沈んでいく、という言い方です。実際、この時期の日没は毎日一分以上ずつ早まります。夏至のころとくらべると...
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10月6日|碁(ご)

七十二候:水始涸/季語:夜長・灯火平安の貴族は、よく碁を打ちました。男女を問わず、です。『源氏物語』には碁の場面が何度も出てきます。空蝉(うつせみ)と軒端荻(のきばのおぎ)が碁を打つのを、光源氏が几帳の隙間から覗く場面は、物語のなかでもとり...
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10月5日|残菊の宴(ざんぎくのえん)

七十二候:水始涸/季語:残菊・菊名残・十日の菊九月九日の重陽から、およそひと月。まだ咲き残っている菊を惜しんで宴をひらく——これを残菊の宴といいます。盛りを祝う宴のあとに、盛りを過ぎたものを惜しむ宴を、わざわざもう一度ひらく。この念の入れよ...