にちにちめぐり暦

11月2日|楓蔦黄(もみじつたきばむ)

七十二候:楓蔦黄/季語:紅葉・黄葉・照紅葉楓や蔦が色づくころ。面白いのは、「もみじ」がもともと動詞だったことです。「もみづ」——草木の葉が赤や黄に色を変える、という動詞。その連用形が名詞になって「もみぢ」になりました。つまり本来は、楓という...
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11月1日|亥の子(いのこ)

七十二候:霎時施(こさめときどきふる)/季語:亥の子・玄猪・炉開き旧暦十月の亥の日、亥の刻(午後十時ごろ)に餅を食べる行事がありました。亥の子、宮中では玄猪(げんちょ)といいます。なぜ猪(いのしし)なのか。猪は一度にたくさんの子を産みます。...
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10月31日|神無月尽

七十二候:霎時施/季語:神無月尽・行く秋・冬隣十月が終わります。明日から霜月。暦の上では、立冬までもうわずかです。冬隣(ふゆどなり)という季語があります。冬が、すぐ隣まで来ている。まだ冬ではないけれど、隣にいるのが分かる——この距離感を一語...
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10月30日|根の菜

七十二候:霎時施/季語:大根・蕪・牛蒡・冬支度霜が降りると、土の中のものが甘くなります。大根、蕪、人参、牛蒡、里芋。霜に当たった根菜が甘いのは、凍らないように、自分の体内の糖を増やすからです。寒さから身を守ろうとした結果が、そのまま甘みにな...
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10月29日|十三夜(じゅうさんや)── 後の月

七十二候:霎時施/季語:十三夜・後の月・豆名月・栗名月旧暦九月十三日の月を十三夜、または後(のち)の月といいます。旧暦にもとづくため、新暦では年ごとに動きます(おおむね十月中旬から十一月初め)。今年の日付は、暦でお確かめください。九月の中秋...
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10月28日|霎時施(こさめときどきふる)

七十二候:霎時施/季語:時雨(しぐれ)・村時雨・北山時雨小雨が、時々降るころ。この候が指しているのは、時雨(しぐれ)です。時雨は、ただの小雨ではありません。降ったかと思うと止み、日が差したかと思うとまた降る。ひとところに長く留まらない、通り...
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10月27日|「あはれ」という言葉

七十二候:霜始降/季語:秋深し・そぞろ寒日本語でもっとも訳しにくい言葉の一つが、あはれです。もとは感動詞でした。「ああ」と「はれ」——思わず漏れる声そのもの。それが名詞になり、形容動詞になり、ついには美意識の名前になりました。大切なのは、悲...
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10月26日|紅葉狩(もみじがり)

七十二候:霜始降/季語:紅葉狩・観楓・照葉紅葉を見に行くことを、なぜ「狩り」というのでしょう。「狩」は、獣を追うことに限りません。採りに行く、求めて出かけるという意味を広く持っています。茸狩、潮干狩、そして紅葉狩。花を見に行くのは「花見」な...
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10月25日|夜着と衾(ふすま)

七十二候:霜始降/季語:夜寒・衾・寝覚平安の人は、何をかけて寝ていたのでしょう。答えは、衣です。夜具らしい夜具は、まだありません。昼に着ていた装束を脱ぎ、それをそのまま体の上に掛けて寝る。掛けるための衣を衾(ふすま)といいました。今の「襖(...
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10月24日|柚子

七十二候:霜始降/季語:柚子・青柚子・柚味噌そろそろ柚子が色づきます。日本の料理は、この一片の皮で季節を出してきました。柚子は、たいへん古くから日本にあります。奈良時代の記録にも見え、平安の食にも登場する。当時は今のような調味の使い方だけで...